音楽学部の新館が完成し、今日が落成式でした。音楽学部100周年でもあるので、学部の格上げ?をして、Faculty of MusicがSchulich School of Music(シューリック音楽院?)と名前を変えました。2000万ドルという多額の寄付金をしてくれたSchulichさんの名前をとったそうです。コンサート・ホールの名前は奥さんの名前を取ってTanna Schulich Hall。もともとあったClara Lichitenstein Hall(小ホール)とPollack Hall(大ホール)の中間のサイズである200人収容のホールです。

カナダではUniversity(総合大学)>School(単科大学)>Faculty/College(学部)>Department(学科)>Area(領域)という感じの大小関係がありそうです。他の大学の音楽系はFaculty of Artの下のDepartment of Musicにいることが多いのですが、いつの間にかMcGillでは単科大学クラスの大きさになっていたわけです。それでも大学内ではやっぱり音楽大学校というよりも音楽学部という位置づけですし、やることはこれまでと変わらず。黙々粛々と。

Mac OS Xの/usr/local以下にJython 2.2a1をインストールするときには、
sudo java -jar jython_Release_2_2alpha1.jar org.python.util.install.Installation
とやって、インストーラ内でパスの設定をします。「sudo」がないと、/usr/localのパーミッションが無いときにインストールできません。

McGillでResearch Assistantしているわけですが、今年は24chスピーカー用の高品質リアルタイム・リバーブ・アルゴリズムの研究開発をお手伝いしています。基本的にリバーブを三種類の成分(direct sound、early reflection、late reverberation)に分けて、それぞれを別のアルゴリズムで計算してから加算するという、基本に忠実な方式です。

ER部分はプロジェクト・リーダーがレイトレーシング法で実装したのがあり、それを使っています。それの音質ももうちょっと見直しが必要なんですが、ここ数日の僕の担当はLR部分の音質改良でした。もうすでにPDの開発者Miller Puckettが博士課程の時に考案したFeedback Delay Networkという方式で作った8フィードバックのリバーブ2機がすでにプロジェクト内部で実装されていたので、そこに手を加えることになりました。リバーブ音をそこから汲み出してくるようなイメージなので、別名「The Tank」です。細かいことは論文に書くのですが、大まかにはリバーブの尻尾にモジュレーションをかけてフランジャーと同様の効果を作る、というもの。それだけだと本当にフランジャーのようなしゅわしゅわした音になってしまうので、ちょっと細工をしてやりました。C言語でexternを書かないといけないかと思っていたんですが、PDだけでも十分な速度でできました。優秀だね、PD。

リバーブの研究の途中で出てきた「ちょっと細工をしてやりました」の部分が、本物のフランジャーやコーラスにも使えるかもしれません。ものになりそうなので、引き続き研究してみます。

ギネスブックにも載っている世界最高速の旅客車両はJRの超伝導リニアモーターカーなんだそうです。電磁石の力で車体を浮かせて移動させる、つまりレール上を飛ばしちゃうんですね。その電磁石には超伝導が使われていて、電気抵抗がほぼゼロなんだとか。空気抵抗だけなので、ジャンボジェットの離陸時と同じくらいの時速500kmオーバーも可能になるのです。11月初旬に山梨で試乗会が開催されるとか。あぁ乗ってみたい。

超伝導コイルを使っているということは、冷却装置が必要なんだけど、そのコストってどのくらいなんだろう。レールにそってずーっと超伝導コイルを設置しないといけないんだよね?

イカくんの日記を読んで、企業の社会的責任について考えました。アメリカやカナダの煙草会社は「健康被害があるよ」と宣伝しないといけないのですが、日本の煙草会社は「他人に迷惑をかけないように」という宣伝がメインです(利己的文化と利他的文化の違いをかいま見ることができますね。)。あまりそういう活動をしているように見えないお酒の会社はどうなんだろう、と思ってアサヒビールキリンビールサッポロビールの三強の啓蒙活動ページを見比べてみました。どの会社も作ってはいますが、作り込みは会社の規模に影響されているような気もします。学校教育で使えるパンフレットを無料配布している会社もあります。

ちょっとした心理テストみたいなものをやってみましたが、僕はアルコール依存症になりやすいみたいですよ。鬱傾向があったり、アルコール依存症になりやすかったり、大変ですね、僕は。

今日のトラックバック先は、日々閲覧している手帳・文具サイトの中のひとつ、「みわたす手帳」関係者のブログです。自分は何にわくわくして、何で食べていくのか、ということに関して書いてあったエントリーを見つけました。

僕は、とりあえず今のところは研究と教育という両面ができる大学教員しかないだろうという感じです。昔からどんな職業に就きたかったのかを振り返ってみると・・・料理人、漫画家、警官、ゲーム作家(デザイナーよりもプログラマー)、スタジオ・ミュージシャン、作曲家、研究者、これらに共通点はあるのでしょうか。警官を除いては「ものづくり」っぽいですし、芸術的なセンスが要求されたり、自由業みたいな面もあります。腕一本で勝負したりする雰囲気もあります。

最近わくわくすることといえば、手帳や文房具にわくわくしたり、無印良品にわくわくしたり、フォントにわくわくしたり、シンセサイザーにわくわくしたり、GUIにわくわくしたり、・・・共通点は何でしょう。ぜんぶ「使用者のための意匠」ということに尽きるのかな?

いま、会いにゆきます』を見てぼろぼろ泣いた夜でした。頭の回路がおかしくなっていたっぽいので、徳光和夫や西田敏行のように「普通は泣くとこじゃないでしょ」という部分で泣けてしまったのでした。僕はなぜだかこういうSFな恋愛ものに弱いのです。大量に張られていた伏線がぱちんぱちんと符合していく話なんてもうダメです。「あのときのアレがいまこう繋がるのか!」という「気付き」の瞬間に涙腺がゆるむんですね。そんなわけで、予告編だけで泣きそうになった『世界の中心で、愛を叫ぶ』はまだ恐ろしくて見てません。

Python ChallengeというPythonを使ったパズルゲームがあるんですが、Pythonを使いこなせていない僕にとってはかなり難しいです。掲示板でヒントをもらったりもできるし、言語を学ぶのにはとても面白く効果的だと思いますよ。ほかの言語でも同じようなパズルってあるんですかね? Perlにはありそうだけど、PHPやRubyはどうなんでしょ。

エスビー食品ってありますよね? 僕はあそこのカレー粉が好きなんですが、あの会社の名前の由来を調べると、「sunとbirdから」のような説明でした。僕はてっきり「佐藤さんと馬場さん」みたいな感じなのかなぁ、なんて思ってましたよ。他にも「ヱスビー」って書くものだから、「恵比寿」から名前をとったのかなとか。

最近はPythonMatlabJavaRという、和洋折衷、なんでもありな感じです。CとJavaとPythonを見ておけばだいたいハッカーとしての基礎教養は完了なのかな(伝統的にはPythonの代わりにPerlなんでしょうが)と思いきや、エリック・レイモンド師は「Python、C/C++、Java、Perl、そしてLISPをやりなさい」とのたまっておられます。「それをモノにしたときのすばらしい悟り体験のために」LISPを勉強しろというのです。たしかにそのものは使わないけれども理解したことが思わぬところで役に立つ、という経験はあります(統計の検定を幾何学的に理解したこととか)。

以前にも勉強したことがあるんですが、僕はLISPは苦手です。Common LispSchemeはおろか、Emacs Lispですら使えません。でも、関数型言語を一つくらいは使えるようになりたいとは前々から思っていました。そんなわけで、LISPとは違うアプローチの関数型言語ですが実用的だとの誉れも高い、ML系のOCamlを選択しました。Haskellでも別に良かったんですが、なんとなくOCamlです。

そうそう、OCamlで書かれたキラーアプリ(?)にはmldonkeyがあります。そういえばこんなページも見つけました。スクリプト言語の比較関数型言語の比較。ほかにも授業でちょっといじったPrologとかも面白かったなー。「お前の父親の義理の父親には娘が一人だけいてな、そいつの息子がとんでもないやつで」「それってオレじゃん!」っていう言語だったような。